世の中が「させていただきます」で溢れかえっており非常に見苦しいと書いていたのは高島俊男だったか丸谷才一だったか。
数年前にその文章を読んで以来、確かになあと思っていたが、さらに急増しつつあるような気がしてならない。仕事のやり取りの大部分はメールで行っているわけだがこの言い回しを見かけない日はない。およそ受け取るメールの6割程度で使われているのではないかと思う。それが適切に使われているのであれば良いのだがほとんどが不必要な場面で使われており、見苦しいものばかりである。今度具体的にどれぐらいの頻度で使われているのか調べてみようかと思ってみたりする。
同じように感じている人は意外に多いらしく、Googleなどの検索エンジンで「させていただく」で検索してみると、この言い回しについての苦言が山ほど出てくる。ということはやはりこの言い回しが非常に多いということなのだろう。
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